【AsiaBizの基本①】アジアで欠かせない台湾人力
今まで四半世紀変わらない、我が原則!
台湾に18歳で留学して、
台湾大学で国際貿易を学び、
輔仁大学で日本語を教えながら、
多くの台湾人や華僑の友人と過ごし、
分かったこと。
「アジアでビジネスをする際は台湾人のパートナーが必要である」
この考えは1991年に大学を卒業して、社会に出てからも、一貫して叫んできたことです。
時は中国進出ブームで、台湾など見向きもされない頃から、
中国への単独進出の危険性、台湾人との連携を訴えてきました。
2003年にその訴えが、一冊の本にまとまりましたが、
時代は中国、「台湾」というワードは全く無視されました。
約四半世紀たった今でも、この考えは変わりません。
否、ますます確信しております!
Fuji3 拝
日本の企業が言葉も習慣も違うアジアに於いて、
単独で成功していくことは非常に難しい。
中国やアジアで会社や工場を設立(申請する)事は簡単である。
お金さえあれば会社は作ることが出来る。
問題はその後の経営や現地人の指導や労務管理、現地政府との関係構築だ。
台湾人や香港人などと中国人 同じ華人同士でさえ衝突し、失敗するのに、
何の経験もなく、ましてや言葉もままならない日本人が単独で中国やアジアで多くの業務を問題なく進めていくことは困難である。
そこで、アジア進出のパートナーとして、地理的にも歴史的にもそしてビジネス的にも台湾人や台湾企業が日本人にとって最良である
台湾人は「北京語、普通語」という共通言語を中国人との間に持ち、
中国人の思考や心理を読み解く力に長け、アジアへのコネクションも強い。
日本と同じ資本主義経済を基盤に、総統をも民選で選ぶ民主主義制度を確立している。
台湾人は華人社会に対して独特のネットワークを持っている。
正直言おう「アジア特に東南アジアの経済を直接 牽引してきたのは、日本では無い台湾なのだ」
もちろん台湾人と組んだからアジアで必ず成功するわけではない!
台湾人も中国、アジアでも多くの失敗を経験している。
多くの台湾企業が中国に進出してさんざんな目に遭ってきている。
しかし、華人としてのアドバンテージと経験から学んできていることは日本人との比では無い。
台湾人の「中国大陸人」の扱いは、日本人を遙かに凌駕している。
台湾には多くの中国研究資料が存在し、中国研究家が日々 中国との友好と戦略を研究している。
その昔、「台湾と中国は仲が悪い。」と考える人が多かった。
しかし、日本より早く台湾は中国とECFA(FTA)を結んだではないか。
今、日本がアジアや中国で直面している「問題の答え」は台湾にある。
多くの中国やアジアで直面している問題は台湾と共に解決できると私はいまだに信じている。
上記、記事は2003年に私が書いた「中国ビジネスは台湾人と共に行け」の第2章に書かれている内容を、
現時点に会わせて加湿したものです。
原則は四半世紀変わっていません。
参考になれば幸いです。
また、関連記事もご覧ください。
皆様からのご意見、ご提案お待ちしております。
fuji3 拝
2003年当時の中国進出に関する私の思い 回想 | Asia-Hacks アジアハック
2003年当時からの変わらぬ原則と念い!
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Fuji3(富吉 桑)

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