私が台湾の情報を発信し続ける理由!

メルマガ「アジアの風・アジアの声・アジアの宝」(1996年)から、

この度「Asia-Hacks (アジアハック)」(2014年)を

なぜ書くことになったかについて、説明させてください。

(2014-12-24 の記事を記録として記載します!)

私は、日本にとって、絶対アジア進出が必要だとは考えていません。

逆に、浅はかなグローバル化は危険だと思っています。

アジア進出の必要性や重要性を唱えてはいますが、

個別には中国進出などしない方が良いとあきらめさせた方が多かったくらいです。

過去、中国に行きさえすれば成功する、

成功できると安易に考えていた方がたくさんいたのは残念なことです。

しかし、

日本しか知らない、もしくは日本も知らない日本人が多いこと

はもっと問題です。

そのためにアジア人である自分を知ること、

自分がいて、両親がいて、親戚がいて、祖先がいて、地域社会があって

国家があって、、、、すべてはつながっています。

アジアを知ることで、日本が見えてくる、

もちろんアメリカでもヨーロッパでもかまいませんが、、、

そして、私は18歳で台湾に渡り、身をもって、

台湾を通じて日本を知ることが出来ました。

その結論として、日本を知るためにも台湾を理解することが重要だと感じました。

アジアで生きていくために、

台湾と共に歩んでいくことが最善であると大学卒業ころに確立した

信念、原則は今でも変わっておりません。

ここで、2003年の小学館から出版された

「中国ビジネスは台湾人と共に行け」の

プロローグを転載しておきます。

私は1992年の卒業後からこの論を展開してきました。

中国ビジネスの停滞と2011年3月11日の東北大震災時の多額の義援金により、

台湾がようやく注目されてきたことは、何か運命のいたずらを感じます。

プロローグ

本書は、中国およびアジアビジネスで日本人が生き抜いていくための方法として、

台湾人の存在に注目し考察した参考書である。

この本を手に取っている読者の中には、

「いまさらなぜ台湾なのか」と思われている方も少なくないと思う。

一方、逆に「その通り」と同意していただける方も少なくないと思う。

もし、頭から「台湾なんて時代遅れ」と考えているなら、

それは今後貴方がアジアで活躍するためには、

少し危険な偏見かもしれない。

それは、台湾の歴史とその経験、台湾人の特徴と日本人との共通点など台湾を知れば知るほど、

台湾がこれからのアジアでさらに飛躍する可能性と潜在力が持っていることを思い知らされるからである。

実際、ここ数年日本でも台湾企業の中国での成功を学ぼうとするセミナーや

台湾企業との提携を模索する動きが活発になってきた。

日本は、過去台湾にいろいろな技術や概念を教えてきたが、

今日本は台湾から学ぶ時代が来たのかもしれない。

今の日本人は迷い、先行き不透明な将来に不安に感じ自信を失っている。

ここ長年の不況、低迷で日本人は、将来におびえ、

輝かしい戦後復興の過去さえも否定しはじめている。

「ジャパンアズナンバーワン アメリカへの教訓」

(エズラ・F・ヴォーゲル著作 広中和歌子/木本彰子訳, TBSブリタニカ, 1979年)が

発行されていたころの、自信にあふれ、少し傲慢じみたころが逆に懐かしい。

もちろん、「沈んだ太陽は必ずまた昇ってくる」「朝の来ない夜はない」のたとえのように、

わたしは生まれ変わろうとしている日本を導いてくれるひとつの存在として台湾を紹介したい。

わたしは、日本から多くを学び、

アジア/世界での多くの経験をした親日華人に逆に多くを学ぶ時代がきたと信じている。

迷える日本をアジアに導いてくれる最高のパートナーなのだ。

もちろん、本書の目的はあくまでも日本人のアジアでの成功と共存共栄を実現させることである。

台湾を読者の方に押し付けるつもりはない。

が、しかし本書を読んで台湾の存在に注目していただければ幸いである。

また、台湾に限らず、中国や韓国、東南アジア、世界との交流から、

日本を再認識し、今の日本の現状を打破、発展するためのベストパートナーを探すためのきっかけとして欲しい。

私は、1991年ごろから「アジアの時代の到来」に際し台湾との関係改善・強化を述べてきた。

しかし、当時はアジアへの進出は一部先進企業の特権であり、

日本もまだまだ自信に満ちており、「なぜわざわざ台湾と強調しなければいけないのか」と言う意見が大多数であった。

しかし、長引く不況と相次ぐ日本企業のアジアでの失敗で、

ようやく台湾が注目されたのは、すこし皮肉であり、複雑な心境である。

本書の構成は第一章で日本企業の中国での失敗について研究を行い、

第二章で台湾企業のアジアでの成功と失敗を台湾で出版された

「台湾企業の中国失敗案件の研究」(台湾行政院大陸委員会編印)などを中心に紹介し、

日本の場合と比較してみた。

そこで、日本企業がアジアで成功することがいかに難しいかを考察したい。

第三章では、なぜアジアに行く必要があるのか。

華僑・華人・華商の力と今後の中国について考え。

日本はその中で生きていけるのか考えてみたい。

第四章でなぜ日本人は成功できないのか。

成功するための秘策はないかを検証し、

台湾の存在について注目する。

第五章では、台湾と日本の知られていない深い関係について紹介する。

第六章でアジア戦略の良きパートナーである台湾人パワーを考察し、

その将来の可能性とその緊急性を考えていきたい。

最後に、わたしの想いとして、

「日本を知り、日本がアジアでの一員になるためには何が必要か」に

ついて語りたい。

「アジアに馳せる事!」「大陸の夢にかける事!」

ぜひ、一人でも多くの方が世界で成功して欲しい。

そして、これは決して貴方だけのためではない。

貴方のアジアでの成功が 将来日本再生のビジネスモデルを生み。

アジアと日本の新しい関係を構築していくことは間違いない真実だ。

世界やアジアは今の無能な日本政府が動かなくても、

新しい共存共栄のための組織と仕組みを作り上げていくことは間違いない。

私自身もこの作品を書くことで、さらに学び、

日本とアジアのために貢献できる人間になりたいと言う思いを強くした。

この本が、少しでも皆さんのアジア、そして日本での成功の参考になれば幸いである。

またその過程で、あなたが日本をアジアに牽引して行くリーダーになっていただきたい。

=======================以上 文中より

この「中国ビジネスは台湾人と共に行け」は大手出版社 小学館さまより

発売されたにもかかわらず、ほとんど売れませんでした。m(__)m

しかし、この本は台湾ビジネス本として多くの台湾政財界の重鎮に読まれることになり、私が台湾政府経済部系シンクタンク「資訊工業策進会」の顧問になるきっかけにもなりました。

そのご縁で、講談社の100%子会社「台湾講談社媒体有限公司」の総経理(GM)にもなることが出来たのです。

2011年には、この本は台湾で翻訳出版もされました。
博客來-亞洲新時代的企業策略
亞洲新時代的企業策略 …
https://www.books.com.tw/products/0010507717

そして、この思いはこれからも続いていくと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

ありがとうございました!

FUJI3

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